まずは、『コッポラ・胡蝶の夢』。
主演で、レビューも悪くなかったから選んでみた。
たぶん、話はよくわからないんだろうなー。と、思いつつ見た。
……うん。なんだか、イマイチよくわからない作品だった。
ただ、映像は綺麗だったし、ティムさんの演技は素晴らしかった。
枕に顔をうずめて横になってるシーンとか、髭を剃ってもらってるシーンとか。個人的ツボもあり、裸体も見られて(笑)。
つか、この人、裸にレア感がないよねぇ。
『インクレディブル・ハルク』の時も全裸になってたし、お尻とか、「スゴイ!レアだわ!」という感じがないのは…まあ、いっか。笑。
姉といつだか話していたよ。意外と俳優さんは裸体を晒すことが多いと。
カール・アーバンが某映画で臀部を露出しており、「カールったら!」とキャッキャしたのだが、よくよく考えると、リアムだって『ロブ・ロイ』で全裸だったよ。みたいな。
リアムの全裸は正視できなかった。ちょっと恥ずかしくて。ティムさんは見られるのに。なんだ、その差は。エロ濃度の差か?!
ええと。
ティムさんのファンなら見たら良いと思う。そういう映画。
最後の死体の演技とかすごかった。数々の犯罪ドラマを見てきたけど、あんなに死体っぽい人、初めて見たよ!←感嘆する部分が違う気がする…。
で。次。
『海の上のピアニスト』
まず、この作品を勧めてくれた最愛の友人に感謝の言葉を。
ありがとう。本当に良い作品でした。
それと、上記の友人が「ティム・ロスって華奢なイメージがある」と言っていたのがようやく理解できた。
この作品のティムさんは華奢で小さくて、もう。すげー可愛かった(死)。
今まで、頭が良すぎて精神的にキレちゃってる変な人の役ばかり見ていたので、1900君のようなピュアなティムさんは始めて見ましたよ。
物語前半にある、グラングラン揺れる船の中で、船酔いしたマックスを呼びとめ、演奏するシーン。
あの嬉しそうな、楽しそうな顔。
ジャズを生んだと豪語するピアニストとの対決シーンで、「彼のピアノを聴いていると、涙が止まらないんだ」と涙した泣き顔。
そのあとの、迫力の演奏。
初めての恋。見つめる大きな瞳。
うれしい顔も、不思議と思って考える顔も、悲しい顔も、全部全部、素晴らしくキュートだった。
はぅ。あの映画は誰が見ても名作と言ってくれそうな映画だよ。
取り壊される船に残ると決意を語るシーンで、1900君は、陸の事を「大きすぎるピアノ」と言っていた。
レビューには「涙が止まらなかった」等の感想が多いけど、私はあの言葉を聞いて、1900君の人生は幸せだったんじゃないかなぁ。と思ったよ。
巨大すぎる陸の上で、生き方に迷子になって、生きている目的や価値を見いだせないまま苦しんでいる人々よりも、船の上という限られた空間ではあるけれども、好きなピアノを弾き、それを聞いて喜ぶ人々の顔を見られて、自分が「ここにいていい」という実感と共に生きたというのは、すごく幸せな事だったんじゃないかしら。
だから、あんまり悲しくなることはなかった。
やっぱり意地悪な人が出てこない映画はいいなぁ(笑)。
一緒に見ていた母に「ティムさんがっ!あまりにも可愛すぎて死んだ!」と言ったら、「可愛いって言うのとはちょっと違うんじゃない?」って。
可愛い…と思う私の目は、すでに濁っているのだろうか(遠い目)。
ただ、どちらが好きか、ということになれば、私は今のティムさんが好き。
華奢で美人な若かりしティムさんもキュートだけど、抱きしめたら折れそうだもん。笑。
昨日見た、『Lie to me2』のティムさんの方が、やっぱり、年齢は重ねているけれども(そしてちょっと丸みを帯びたけれども)。今の方が私は好きだなぁと思うのでした。
なんにせよ、すごく良い映画でした。
何度でも見たい。DVD買うかなぁ~。
愛が深まった一日でした。
この記事へのコメント