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杳月日記
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好きなものを、好きなだけ。嫌いなことは、なるべく書かない。

寺とか本とか。仕事とか日常。ゆるゆる日記ブログです。

短歌と料理は別ブログにて更新中。
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気持ちだけはありがたく受け取っておく

2017/05/27 17:47
 仕事を辞めると決めて、まだどこで働くかは決まっていない私。
 探さなきゃいけないけれど、探すときに探せばよいし、今見つかってもまだ辞めてないし(本当ならば次が見つかってから辞めるべきなのだろうな)、そんな訳でなるべく求人サイトとかは見ていません。
 死ぬほど見る羽目になるから、今はまだ良い。という気持ち。

 なのに、厚生労働省が作っている「おしごとアドバイザー」という広告をわずか1回クリックしてしまったせいで、パソコン画面の一番見える場所に必ず「おしごとアドバイザー」がいる。

 画面を切り替えてもいる。
 このブログを書く際にもいる。

 「志望動機が「働きたいから」じゃダメですか?」とカエルが心細そうな顔で上を見ているイラスト。
 ダメですか?って、ダメなのか?ダメじゃないのか?それすらもわからん。
 少なくとも、「御社のメディアミックスにおけるグローバルな戦略の云々」とか誰しも言わんやろ(文言は適当)。
 
 今の職場で働く時は、明確に「医療の現場で働きたい」という理由だけでした。
 小児科だったのはたまたま。本当は嫌だったけど、新しい病院だし、子供がクッソ嫌いなのに面接で意気揚々と「子供が大好きなので!」と嘘をぶっこいたのは仕方ないじゃないか。クリニックで働きたかったんだもん。

 だから、志望動機が「働きたいから」以外は、基本的にあんまりアリエナイような・・・。
 あとは、「給料が欲しいから」だよね。むしろそっちか。

 でも、賃金の良い会社なんてあんまりないし。無資格低学歴の人間ができる仕事なんて限られとる。
 働かせてもらえれば良いという小作人根性は良くないとは思うけど、正直、そう思う。

 厚生労働省のお気持ちは大変ありがたいのだが、こう、「働く?手伝うよ?どうする?」ってグイグイ来られると圧迫されてるみたいで辛い。

 お気持ちはありがたいが、そろそろその広告を消してください。

 それならば、まだ「池袋カプセルホテル3000円!」の方がええわ。


 
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かすがい

2017/05/27 17:35
 津村さんの本を読み終わりました。

 『とにかくうちに帰ります』(津村記久子・著)


 
とにかくうちに帰ります
新潮社
津村 記久子
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 先に読んだ旦那さんが読みながら笑っていたのでおもしろいのだろうと思っていたが、まじ面白かったです。

 表題の「とにかくうちに帰ります」の前にある、「職場の作法」は同じ主人公の職場での出来事を書いた短編。これが吹き出してしまう面白さ。
 こういうのを読むと、関西の人は強いなー。と思います。
 お笑いに強い。シチュエーションコメディーというか、すごくよくできたお笑いのシナリオというか、テンポが良くて本当に面白かった。笑いのツボが一緒なのもあるかと思うけど、職場で思わず私も笑った(仕事しろ)。

 どれも面白かったし、どれも主人公の「わたし」に感情が乗ってしまう。乗ってしまうから「ブラックホール」などは、一緒になって間宮さんのデスクを開けながら「なんでやねん!」と叫んでしまう。これは本当に秀逸なオチがついていて、「やや!でも、とりあえずFAXした方がいいよ!!」と声をかけたくなった。

 「バリローチェのフアン・カルロス・モリーナ」における、遠い所に住む、ほとんど関係ないスポーツ選手を応援しているうちにだんだん熱が入る感じ。わかる。わかるわかる。
 私はフィギュアスケートが好きなので、余計にわかる。キャンデロロを見て爆笑したとかあって、同じ世代なもんだから「そー!エキビジとか超良かったよね!」と思った。

 津村さんの小説には(とりあえずこれまで)、ものすごく嫌な人とか出てこないし、読後感が著しく良い。
 もう、津村さんに「好き!大好き!!」と言いたい。

 「とにかくうちに帰ります」も、みんな無事に帰路につけてよかった。サカキさんが無事に息子くんと会えますように!!

 すごく上手な小説家の文章を読むと、「私も書きたい!」になるか、打ちのめされて嫌になるかのどちらかで、それは上手い下手の問題じゃなくて相性なだけなんだけど、津村さんは前者のタイプらしく、ものすごく久しぶりに「私も小説が書きたい」と思った。
 私の精神状態が安定しているからに他ならない、とも言える。

 こうして職場の空き時間には雑談をせずに本を読んでいるのですが、近頃、先生の雑談にも応じない私でして、なんと言うか、こう、私が口を開いて話題を提供すると、先生もKさんも「わああ」みたいな感じですごく嬉しそうに乗って来るのが、反抗期の子供を抱える親みたいでとても辛いです。

 以前なら、例えば。

 先生「Oさん(私)、今日は雨が降るのかな?」
 私「あー。(先生がここを出る)夜遅くには雨マークがついてましたよ」
 Kさん「降水確率70%って言ってなかったっけ」
 私「私が見たのは夜半から降るって書いてあr」
 Kさん「降るかしらねー」
 先生「遅くなって降るのかー」
 Kさん「あたし合羽持ってきたわよ」
 私「夕方の降水確率はたしか大丈夫だったような気g」
 Kさん「降らないの?持って帰るのめんどくさいわー。今日は買い物して帰るのに」
 私「あー、そうなんd」
 Kさん「じゃあ、コンビニ寄ってかえろー」
 私「・・・・(好きにしてください)」

 と、まあこんな感じです。

 今は。

 先生「Oさん(私)、今日は雨が降るのかな?」
 私「あ。わからないっす(本当は知っている)」
 Kさん「降水確率70%って言ってなかったっけ」 
 私「・・・・・」
 先生「ええ。じゃあ降るかな」
 Kさん「・・・」
 私「・・・」
 先生「・・・」

 
 書きだすと、なんか私、反抗期の中学生みたいだわ(笑)。
 
 他の人には気軽な調子で喋るもんだから、昨日はボスとWさんに休憩室でipodを落として交番に届けられていた顛末を話したのだけれど(喋りたくない病のため、この話をボスたちに開陳するのは初めて)、久しぶりに声を張った気がしたよ。

 ジャニオタの子に、「メトロックに関ジャニ出てたらしいね」の話をした時もスムーズで、「これが会話というものだよな。楽しい」と思った。

 私がKさんいやいや病になっているだけなのだろうか(ぼんやり)。
 最近では先生の話も聞かないから、診察室は深海のごとく暗いような気がしないでもない(だが治そうとは思わない)。

 私が辞めればKさんも先生もホッとするんじゃないかと最近では思います。

 それもまたよし。乞われて辞めるのも一興じゃわ。

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スーパーセピアのタカハタくん(全て仮名)

2017/05/25 11:56
 以下の文章は全て仮名であり、実在する会社や人等と一切関係ありません。 

 スーパーセピアはもともと、県央にある精肉会社が作った小売部門であった。
 精肉会社であるから、肉の安さと新鮮さは折り紙つきで、しかも、総菜が豊富で美味しいことが今のニーズと合致し、またたく間に県内に店舗を増やし、我が家の近くに出来たのは4年くらい前である。

 その場所は「ダンクマ」であった。

 ダンクマ。神奈川県民であれば泣いて懐かしがる(30代以上限定)ディスカウントストア。
 「ダイナミック!ダンクマァァ〜!!」という迫力あるCMを神奈川県民(30代以上限定)ならば必ず覚えているだろう。
 そのダンクマが、潰れ(文字通り潰れ)、カマダという電気量販店になり、そしてセピアになった。

 夫曰く、正式名称は「ラブラブ(ハート)セピア」らしい。たぶん違う。

 そのセピアに、一人のアイドルがいる。
 むろん、アイドル活動をしている人ではない。我が家のアイドルだ。

 名は、「タカハタくん」という。
 胸につけたネームプレートは個人情報をダダモレさせ、私達夫婦に気安く「タカハタくん」と呼ばせしめている。
 ちなみに、繁忙時間にレジにヘルプで入るキャップがお似合いの店長もなかなかイケメンである。

 そのタカハタくん。サッカー、ボールを蹴る方ではありませんぞ、レジ打ちの、プロフェッショナルなのだ。

 年の頃は20代前半。色白。身長170センチ前後。黒髪、やや長め。細い目とあっさり風味の顔貌。セピアのレジ打ち従業員さんの制服である、白いシャツと黒いスラックスが似合っており、それに赤いエプロンが、どことなく執事的な上品も加えている。腰が細い(重要)。すごいイケメンというほどではないが、雰囲気がとても柔らかく、物腰も手つきも非常になめらかで無駄がない。

 そんなこの青年、レジ打ちがクッソ速い。

 商品を柔らかな手つきで流れるように赤いカゴから黄色いカゴ(未精算のカゴと清算済みのカゴの色が違う)へ移動させ、柔らかいものは、後で上へ置くように外す動きもよどみなく、また、どれを下にするかどれを上にするかも瞬時に判断して躊躇がない。

 札を数える手つきも流麗で超速。バアサンは手元を確認する前に渡されているだろう。
 言語化するならば、他の従業員さんのお札が「いちまい、にまい、さんまい、三千円のお返しです」であるならば、「そいそいそい、三千円の返しです」。このくらい、速い。

 私がタカハタくんに会ったのはいつだろう。そんな昔ではない気がする。
 ただ、このスーパー、激安な上に周囲に安いスーパーがないため(古い団地の中にある、顔見知り以外が入ると「誰だオマエは」という目で見られるトンネルのような暗い何個かの商店と、駅前にある鉄道会社が経営している安く売る気がほとんどないスーパーしかない)、ものすごく混む。
 土日の昼前などは、レジに並んで精算が終わるまでに30分以上かかる時があるほどだ。
 
 土日は例外なく混む(特売をしていなくても!ちなみにセピアは広告をポスティングしない。チラシ広告を作るくらいなら商品を安くするという経営理念らしい!もっとやれ!)ため、レジの台数も多い。

 13台くらいある?そんなにない?

 もとダンクマ、ひいては、カマダの敷地に居抜きで作った大きなスーパーである。2ケタのレジがあってもおかしくないだろう。

 そんなわけで何が言いたいのか迷走しているのだが、レジがたくさんあって、タカハタくんをタカハタくんと認識したのは最近なのだ。

 あれ?このタカハタくんという青年従業員は異常にレジが速い上に、手つきが流麗で素晴らしいぞ?
 
 そう気づいてから、タカハタくんの虜である。

 前述の通り、並ぶ時には30分もレジに並ぶスーパー。
 イケメン店長がヘルプで入って2人体制になったレジも捨てがたいが、やはりここは神店員のタカハタくんにレジを打ってもらいたい。
 そして、できることなら、あの、「そいそいそい」というお札を数える流麗な手つきを見たい。

 こちらが掴んだタカハタくん情報としては、「土日の日中は大概レジにいる」ということのみ。
 つか、買い物に行けるのが木曜日か土日なので願ったりだ。

 先日の日曜日も夫とセピアに行った。
 相変わらず長蛇の列が並んでいる。基本的に薄利多売のため、肉でもまとめ売りが多く、おまけにここらの地域は子だくさんだらけだ。少子化ってなんだよ。ぐいぐい3人目とか4人目を産みやがって。と悪態をつきたくなるほど、子供達をずるずる連れて買い物をしている若い世代が多い。
 ということは、買う量も多い。
 子供が好きそうなもの(お菓子やアイスなど)も、すげー安い。そのため、一家族でカゴいっぱいはあたりまえ、2カゴ買う人も多くいる。
 まあ、だから人数の多さと買い物量の多さでこんなに混むんだがね。

 列に並び、はるかかすむレジのあたり(列が長すぎて自分がどの人に打ってもらうかわからない状況)を眺め、私より目の良い夫が「あ。隣のレジ、タカハタくんだよ。どうする?」と言う。

 「隣いこ」

 即答である。当然だ。

 かくして、タカハタくん待ちの間は、タカハタくんの流麗なサッカーぷりを眺めてによによしまくりであった。
 ああ、なんて美しいレジ打ちの動き!!

 「まじ最高だね、タカハタくん」「速いね、相変わらず」「無駄がない」「給料上げてあげればいいのに」「人材が流出したら大変」「流しのサッカーさんで、混んでいるスーパーに現れる救世主なんじゃない?」「時給100円増しにしてあげて!」「ずっとこの店にいればいいのに」「タカハタくんに会えなくなったら淋しい」「ああ、次だよ!」

 そいそいそい、三千円のお返しになります。

 あざーっしたああああ!!!

 

 今週もいるだろうか。タカハタくん。

 学生っぽいのだが、本業は勉学なのか、プロのレジ打ちさんなのか。

 そして、新情報。

 昨日休みだった夫がセピアに行ってくれて。

 「あ。なんかね。今日、タカハタくんいたよ」

 えええええ。平日にもいるの?

 学校がお休みで急遽シフトに入ったんですか?土日勤務だけじゃないんですか?他のセピア店でも働いてますか?時給おいくらですか?彼女いますか?むしろ彼氏は?イケメン店長をどう思います?


 タカハタくんへの興味は尽きない。


 
 
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普遍的な話

2017/05/25 11:07
 神谷美恵子さんの『人間をみつめて』を読み終わりました。
 仕事の合間にちょこちょこ読んでたから時間かかった・・・(仕事しろ)。

 読了後、これが私が生まれる前に書かれたとは信じられんと思ったのと、生まれる前だったからなのか、と思ったのと。
 中井久夫先生からのお勧めみたいなつもりで読みましたが、読んで良かったです。


 
人間をみつめて
河出書房新社
神谷 美恵子
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 旦那さん曰く、「実用書としての啓発本はたくさんあるけれど、そういった類ではなく、普遍的な本だ」とのこと。
 真にその通りだと思いました。啓発本という言い方は私が言い替えた言葉で、「そういうんじゃないよね」ってニュアンスのことを言ってたのでした。

 中井先生の本も付箋だらけになるが、神谷さんの本も付箋だらけに(笑)。
 私は付箋をつけて読むタイプじゃないんだけど、ブログに書くという欲目もあってか、付箋がどんどんついていく(苦笑)。

 以下、付箋をつけた所です。

 「したがって努力とかよい心がけだけで人間が幸福になれるとは限らない。とすれば、なんらかの意味で幸運に恵まれた人、生存競争に勝った人は、不幸な人、不運な人に対して負い目を持っているのだと思う。どうしてこちらでなくあちらが不幸や不運にみまわれているのか。この疑問がつねに心に生じるのが当然であろう。
 「自分だけ、自分の家族だけがしあわせになればよい、という考えだけは、どう考えても片手おちだと思う。」

 か、神谷さぁぁん。それって、今の世の中では貴女だけですよぉぉ。
 そんな風に、ハンセン病に罹った人を見て負い目を感じていたと中井先生もおっしゃっていましたね。優しく人間らしいそんな心を持っている人は今や少数です。
 自分さえ、自分の家族さえよければいい。誰が不運不幸になっても、自分とは関係ない。そんな人が増えました。悲しくも痛ましいことです。

 
 「心の健康というものはからだの健康よりなお一層あたりまえではないこと、文字通りありがたい奇跡のようなものにさえ思われてくるのである」

 本当にその通りだと思います。心が病むと身体も病むし、病むということは誰の身の上にも起こるし、いつ起こるともしれないものだと痛感しています。今、精神的に安定してきたんで、そうだよね。ありがたい奇跡やわ。って思う。

 「死に直面した人の心を一ばん苦しめるものの一つは「果たして自分の人生に意味があったか」ということであるという」

 そうか。へえ。そうなんだ。大腸癌で他界した祖父はまだらボケになっても「生きた証を残したい」と言い続け、生まれ育った所に「自分の証し」を埋めたいと言った。
 そんなわけで、両親とほぼ動けない祖父の4人で介護用バンをレンタルして埼玉まで行き、祖父が生まれ育った辺り(もう周辺はだいぶ違っていて、祖父の記憶に任せてウロウロした)で、謎のツボを埋めました。
 100円均一ショップで購入した、楊枝入れか何かだったように思う。小さなタコつぼみたいなやつ。それに祖父は何かを入れて封をして、空き地みたいな所に埋めたのです。よく考えると犯罪行為だ(笑)。
 そんなことが、人間にはあるらしい。
 他方で、自分はどうかと鑑みたとき、自分は「自分の人生に意味があったか」と言うことに関して、まったく頓着がないということに気づく。
 意味なんてない。あたりまえじゃないか。生かされているだけの身ではないか。私以外の誰かにとって、私という人間が価値のあるものであるならば嬉しいことではあるけれど、それを評価してくれとは求めない。
 そもそも、私は自分の死を怖いと思っていない。死病をあまり恐れないというのは、生きていく上で他者よりもインターバルを貰っているなと思う。
 元同僚のNちゃんは病気が怖い人で、ちょっと具合が悪いと「なんか悪い病気なんじゃないか」と心配してますます具合を悪くしていた。
 私は痛くとも「痛いな」という思いにしか至らず、痛かったり咳が止まらなかったりするのは単純に嫌だけれども、それが悪い病気でしかも死ぬのではないかという恐怖は全然ない。
 怖くない、という点で、Nちゃんよりラクしてんな。って思っていた。
 それと同じく、「自分の人生の意味があったか」ということに興味がないのも、また、他人より楽をさせてもらっていることであろう。他の人が気になって懊悩する事柄について、全然気にならないのはありがたい。

 「私たちは人間の小さなあたまで、ただ有用性の観点からのみ人間の存在意義を測ってはならないと思う」

 わー。ほんそれ。まじほんそれ。
 神谷さんは宗教を超えた概念を「人間を超えるもの」とし(宇宙や自然など全ての大いなる外的要因のこと)、それからすれば、人間なんて小さいものであると説く。
 愛生園で出会った「連ちゃん」という青年は耳や口を使うことがほとんどできなかったが、それでも職員さんや園の人達をなごませたり、他者のために自ら役割を果たそうと生きた。そんな彼を「有用性がないから」として「要らない」とは言えないだろう。

 やはり、私としては相模原で起きた事件を即座に思い出した。
 障害がある人(「障害」を「障碍」や「障がい」と書きかえることをあえてしていません。当時者さんが嫌だと言うのであれば変えていく必要は十分にあると思うけど、私はなんだかおかしいと思います。だって、何か困ってることがあっての「害」なんでしょ?煎じつめれば、当時者さんが困っていなければ、それが「害」ではないわけで、「障害」ではないんじゃん。だから、生活に支障をきたして困っている人はその名称を用いることになんら躊躇せず、「困ってる」と困ってない側に教えてほしいと思う。話がズレた)は生きていく価値がないから殺せばいい。という短絡的な思考は、まさに、「小さなあたまで、ただ有用性の観点からのみ人間の存在意義を測った結果」であると思います。

 差別って、どんな場面、どんな人間同士でも必ずあって、それは健常者同士でもマウンティングとかスクールカーストとか、絶対になくならない。
 
 言葉狩りの本を読んだときに、「差別用語とされる、身体的特徴を指した言葉(全盲の人に対する言葉など)は、それは差別ではなく、「〜のくせに」という言葉のみが差別用語である」とあったのが、一番しっくりきた話でした。

 前にも書いたけど、「〜のくせに」の「〜」には、どんな言葉も入るし、どんな言葉も入れてはいけないと思います。
 近しい言葉では、悪い意味で使う「〜だから」もそうですね。悪意がこもっていると、言葉は刃になりますので注意したいところです。

 神谷さんの本を読んで「そうですよね。あああ、そうですよね」と心が洗われて、パアアアっと浄化されました。
 それなのに、患者さん(3〜6歳児)に「○ね」とか「ウザい」とかの言葉を心中で吐き続けている。
 「ああ、なんて醜い!」と悲しくなりました。

 ダメだ。このままでは。自分自身が腐る。
 子供は好きになれない。というか、患者さんを労われない。やはりここらが潮時なんだな、自分。

 もっと、きれいでいたいです。

 むろん、きれいでいられる職場が日本には0.000001%以下なのを知っていますが(うえーーんn)。


 
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MUSIC VIDEO TOUR

2017/05/22 11:41
 星野源さんのPV集。ボリュームありすぎて何回かに分けて見つつ、見終わりました。


Music Video Tour 2010-2017 (DVD)
ビクターエンタテインメント
2017-05-17
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 源さん、サービス精神旺盛過ぎ!!(笑)。
 
 ずいぶん前に(まだ旦那さんと交際中に)、ちょっとアレコレ沈むことがあって源さんの初期曲を聞いていたら泣きそうになり、思わず友人に「源さんの曲聞いてたらまじ泣きそうなんだけど」ってメールしたら、「それはヤバイやつやで」って言われたのを思い出しました。
 今でも心が薄くなっていると、泣きそうになります。
 結婚してからは、「老夫婦」などの曲がヤバイ。先に片方が死んでるのとかほんとキツイ。笑。


 『くせのうた』
 旦那さんはこのデビューシングルのPVをYouutubeでリアタイ視聴し、「こんな声で歌う人は他にいない!」とほれ込んでソッコーでCDを買ったそうです。
 初期の源さんはアコギの音がくきくきしてて、なんかしんみりしちゃう。

 『くだらないの中に』
 名曲!←一言完結。
 いや、この曲は源さんの曲を聞くようになる前に、確か、潮見のアパホテルでお泊り歌会やった時だったかな、友人Mさんと旦那さん(当時彼氏)が「源さんのこの曲は最高」「だよね。まじ最高」って言い合ってて、なんか、羨ましい半分嫉妬半分な気持ちになったのを思い出します。「Sさんも聞きなよ!」ってすごく勧めてくれたんだけど、当時はF?かODしか聞かなかったから乗り気にならず、もにゃもにゃ返事をしていたのでした。いや、今の私がその場にいたら手を取ってお勧めするよ。「おま、ちょ、聞けよ!」。

 『日常』
 歌詞の、「みんなが嫌うものが好きでも それでもいいのよ みんなが好きなものが好きでも それでもいいのよ」という部分がすごいと旦那さんが言っていました。
 「みんなが嫌うものを好きでも良い」という歌詞はよく歌われるけど、「みんなが好きなものが好きでも良い」と両方言う人はいない。と。
 私は「共感はいらない ひとつだけ大好きな物があればそれだけで」というサビへ向かう所が好きです。人は一人では生きていけないけど、一人でも生み出せるものがあるし、「大好き」という気持ちが一番大切なのではないかと思うのでした。

 『フィルム』
 PV撮ってる源さんがとにかく楽しそう。ゾンビPV。メイキングで電車の映像の中で駅名アナウンスが聞こえたため、すかさず検索したら、千葉市モノレールでした。ゆりかもめっぽいと思ったら、モノレールか。ふむ。

 『夢の外へ』
 このPV、スペシャとかでよく見たなー。いいよね。ダンスすごい。素敵。これも、踊ってる源さんが楽しそう&嬉しそうで良い。この人の笑顔はとてもキュートできゅんきゅんする。素晴らしい。

 『知らない』
 ホラー。こわい。この辺までが初期曲ってことでしょうか。しんみり。泣きそうになる。

 『化け物』
 このPVもダンスがすごくて、スペシャでよく見た。パーマのくりくり源さん。源さんならばくりくりもまた良し。

 『地獄でなぜ悪い』
 浅野さんが監督ですよ。おそ松さんの時、「『地獄でなぜ悪い』の人がやるらしいよ」と旦那さんに言われ、「へー」って言ってたけれど、今では「おそ松さんの浅野さん」になりましたね。すごいなー。
 包帯を巻いている源さんが可愛くて、ほくろもちゃんと再現されてて、やあ。スペシャでたくさん見た。

 『Crazy Crazy』
 私達夫婦的には『恋』や『SUN』より名曲なのではないかと目される曲。PVも素敵。ハマさんが似合いすぎててかわいい。明るくてキュートな曲なのに、なぜか聞くと泣きそうになる。なぜか。

 『SUN』
 MIKIKOさん振付の素晴らしいダンス。ダンスダンスダンス。あと、ニセさん。

 『Snow Men』
 カラオケ屋でPVを見て絶叫した。超絶エロイケメンの源さん。おでこ!おでこだよ!しかも丸眼鏡!!ハアハア。カラダにピッタリと仕立てられた上品なスーツ!サスペンダー!!アンニュイな照明、室内、露出度が高いわけではないのにエロい目隠し女性達!!ハアハア。最高。最の高。

 『時よ』
 地元駅ー!!メイキングを見たら、そうにゃんも映ってた!!そう。初めて実家のスペシャでこのPVを見た時、「え。S駅じゃね?」「まじ、S駅っぽくね?」「S駅だよ!」「わああああ」ってなった(笑)。
 「ナイショのダンサーさん」の美しさは本当にため息が出るほどだし、踊る源さんも可愛いし、S駅だし、そうにゃんだし、この壁、ほら、地上に上がるところの!ああ、改札口!左に行くと小田急だよ!!(錯乱)。
 終電から始発の間の短い間に撮影したそうです。お疲れ様でした。撮影を了解してくれたS鉄道よ、ありがとう。
 「時よ いつか降りるその時には バイバイ」のところの、ダンサーさんのバイバイの振り付けがものすごく可愛くて大好き!!左手でスカートを少しひらひらさせて、右手で腰の辺りで小さくバイバイって後ろに下がってくの。すっごく可愛い!!!

 『恋』
 ワイドショーとかでも見たなー。このPVの一部とか。ちなみに私は踊れません。恋ダンス。

 途中の解説(?)もメイキングも楽しかったです。
 あとコメンタリーを見ようと思います。

 つか、ボリュームありすぎだよ!ありがとう!源さん!!



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貸出中の資料は、次のとおりです。

2017/05/22 10:54
 ほぼ毎週図書館に通っている(笑)。

 (以下、不謹慎な内容が含まれますので過敏な方はご遠慮ください)

 そんで、横浜市では、借りた本の名前とかいつまで返す本ですよっていうのをレシートみたいなんに印字してくれます。

 「資料番号    資料名        返却期間
 
  203793224  樹をみつめて     17.0506
  205215473  自殺           17.0613
  205216984  人間をみつめて    17.0514
  205530983  この世にたやすい仕 17.0504    」


 これを見て、旦那さんが一言。

 「樹をみつめて自殺って、完全に首つりだね」

 「わー。完全にぶら下がる所を探しているよ!」

 
 昨日、借りたり延長したりで新しくなりました。


 「資料番号    資料名        返却期間

  205216984  人間をみつめて    17.05.26
  204353156  鎌倉新仏教の誕生  17.05.28
  205375709  どうしても嫌いな人  17.06.04
  205751284  お坊さんが明かす  17.06.04  」


 人間をみつめていたら、鎌倉新仏教が誕生し、どうしても嫌いな人をお坊さんが明かしているそうです。

 っていうか、なんか不穏なタイトルが多いな、自分(笑)。

 と言う訳で備忘録です。


 『自殺』(末井昭・著)
 

 
自殺
朝日出版社
末井 昭
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 以前読んだ本の中で紹介されていて、借りたのでした。
 お母さんが若い愛人とダイナマイト自殺をしたという衝撃の過去を持つ末井さんの、自伝というよりエッセイ的な回顧録です。
 今までの事をお書きになっているので、まあ、半生を一緒に旅する的な。
 奥さんがいながら好きな人ができて、その人が精神的にアレになってしまうと引っ張られるように辛くなってグダグダになったり、なんというか、とにかくお金と女の人に無頓着な人なんだなと思った。笑。
 お金と女の人にルーズ、なのではない。無頓着なの。
 お金も女の人も、たぶん、末井さんは欲してないんだと思う。
 女の人に好きと言われたら嬉しいし、性行為は気持ち良い。だからヤるけど、面倒なんは嫌だなー。
 お金はあると嬉しいけど、なければないでどうにかなるし、楽しいことに使いたい。
 そう言う人って、どうしてモテるんでしょうかね。

 旦那さんが「俺には到底理解できないけど。なんて言うか、こういう人を好きな女性って、必ずいるよね」と言っていました。
 破滅的というか、魅力的なんでしょうね。
 私はダメっぽい人は好きだけど、真正ダメ人間は大嫌いなんで(末井さんはダメ人間ではない・・・と思うよ?)、ダメ人間好きの気持ちが半分わかって半分わかりません。
 淡々としてて力強く、「世の中にはいろんな人がいるのだな」と思わせる本でした。



 『鎌倉新仏教の誕生―勧進・穢れ・破戒の中世―』(松尾剛次・著)

  





 松尾氏のことはそこそこ信用しているけれど、7〜8割の目で読みました。
 内容は「鎌倉仏教」の中に真言律宗を含まない(真言律宗をあくまでも南都仏教・律宗の復興形態だとする考え)からすると、画期的な内容になっているのではないでしょうか。一応。
 遁世僧と官僧の違いや、浄土系・禅宗・律宗の考え方や実践の違いなどが細かく描かれていて、なるほどふむふむ。という感じ。
 まあ、私はバリバリの天台宗派(官僧派)で、脳みそがいささか仏教初期(平安初期)で止まってるもんで。
 既存の(南都六宗を含む)仏教(密教2宗)が、どんどん堕落してく中で、「これじゃーあかん。民衆も救うでー。救いたいんや!」と立ちあがった遁世僧たちのフルスロットルな活躍!って感じを若々しいな、って気持ちで読みました。

 ふむ。素晴らしいものと思う。思うのだがね、それですらも、どんどん腐っていって、けっきょく、天台宗なんかは信長による焼き討ち(武装化した、本来の教えとは逆を行くダメ状態を浄化した)によって、むしろ本来的な修行と勉学の場に戻った気もするんだが(現代に至ってはそれすらもアカン)。
 
 死穢に対する考え方とか、それに触れられない官僧たちに代わって葬送を仕切っていた遁世僧という仕組みはなるほど必然だったと思う。

 女人救済に関する所で、素直にうんうんと言えなかったのは(松井氏の言う、「付会された神話をあえて取り上げて考える」という手法を用いるなら)、慈覚大師は女人救済の神話がたくさん付会された人であるし、実際に皇族の女性に頼まれて法要したりしてるし、文殊信仰と女人・非人救済を結び付けるなら、とりもなおさず日本の文殊信仰を高めたのはかの師であることは間違いないじゃないか。と思ったりだったり。という、ただの、慈覚大師マニアのぼやきでした。笑。
 それと、戦国時代にキリスト教が入って来たときに、キリスト教に改宗して熱心に信仰したのは、女性だったじゃん。
 信長は「坊主だから偉い」ってのが嫌いで、キリスト教を支持したし、キリスト教の考え方も(一部?)支持していた。本人はキリシタンにならなかったけどねー。ちなみに三男はかなり傾いていたそうだよ? 
 んで、えっと、つまりは、戦国時代(鎌倉時代の後の時代)の女性達も、宗教的に差別を感じていたし、救われないことに恐怖や不満を感じていたということじゃないかしらん。
 そして、女性も救われるとするキリスト教の考えに、信長は「いいんじゃん?」って思ってたってことだし、かなり革新的なことだった訳でしょ?
 じゃあ、遁世僧たちがまるっと女人救済を完遂したかっていうと、やっぱ、難しかったんじゃないか。と。
 
 そして、「真言宗の官僧たちが(略)女性を僧坊から遠ざけようとしていたことがわかる。」「もちろん、この規定が、僧侶に戒律を守らせようという理由から作られたことは明らかであるが(略)戒律を守らせるためだけなら、例えば、女性を僧坊に近づければ、欲情を催す僧侶が出て、破戒を犯すものが出る恐れがあるから、と言えばよいからである」とあるが、国家公務員でエリート(ある意味お貴族・皇族の階級をまるっと持ち込むこともある)官僧が「女性を見るとムラムラするから入っちゃダメ」って、や、それは言えなくないか?(笑)。

 なにはともあれ着眼点の良い宗教が活発になったのに、それが全部ぐだぐだになってしまったのは残念でした。
 個人的にはやはり真言律宗が好き。どんな宗教的理由があってもなくても、非人救済に関する行動力と成果はやはりもっともっと絶賛されるべきだと私も思う。つか、「犬神人」ってすごい言葉だね…。


 
 『どうしても嫌いな人』(益田ミリ・著)

 
 
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 漫画です。パラパラと読めそうだったので、あまり深く考えずに借りました。
 すーちゃんとすーちゃんの従姉妹のあかねちゃんの日常4コマ。
 すーちゃんもあかねちゃんも職場に嫌な人がいて、すーちゃんは嫌いな人がいること自体に悩み、嫌いな人が心の中で大きくなることを悩み、嫌いな人に対する自分の態度に嫌気がさしていく。
 すーちゃんの嫌いな向井さんは、お店(すーちゃんはカフェで店長さんをしている)の偉い人の親戚で、嫌味ばかり言うし、仕事を奪おうとするし、勝手するし、本当に嫌な人。
 あかねちゃんの嫌いな人は、同じ部署で二人きりの女性、少し年上でそれなのに男性社員にキャピキャピしたりする木村さん。パソコンの操作は覚えようとしないし、応接間を使ってもそのままにするし、有給を使って連休で休もうとする。
 おまけに、家では妹の結婚が決まっていて「あかねは?」と親がうるさい。身の回りのアレコレも細かく注意され、頼みの彼氏はお店の店員さんに横柄な態度を取る男。
 
 ネタばれすると、すーちゃんは少し病んだところで友達に「カラダによくないよ。大丈夫?」と言われて立ち止り、仕事を辞める。
 あかねちゃんは転勤を期に結婚してほしいと言ってきた彼氏に「仙台へはついていかず、ここで待つ」と告げる。

 ああ、すーちゃん、辞めて良かった。辞めて正解だよ。あかねちゃんも惰性で結婚しなくて良かった。その男、ちょっとまずいかもしれないし、遠距離恋愛してみるのもいいかもよ。

 と、思って旦那さんに「すぐ読めるよー」って本を渡したところ。

 「なんかさー。すげー腹立ってダメだ」とのこと。
 ん。あ。そ、そうかい?

 「こんなムカつく奴が出てくる漫画、なんか、つらい」
 「つらい?」 
 「だって、最初っからつらいもん。すーちゃん」
 「つらいけど、そうでもない感じかな。この程度はある的な」
 「俺なら我慢しない」
 「言っちゃう?」
 「言うよ。そりゃ」

 と、珍しく鼻息を荒くする。

 明確に男女差が出る感想でした。私はあまり染みないんだね。そうか、ワイドショーとか見てても、クソなマスコミの対応とか、まじで腹を立てているもんな、彼は。
 私はもうちょっと浅いというか、深くまで来ないんだと思う。あと、内容的には超あるあるだから(笑)。

 私がすーちゃんだったら、私があかねちゃんだったらどうしたか。という話をすると、意外と好戦的な旦那さん。
 そうやって「仕事辞める!嫌だ!」で、生きてきたけど、今は所帯持って奥さんに「仕事辞めていいよ」って言える大人になったんだから、ほんと、色々と恵まれてきた人だな、と痛感する。悪いって意味じゃないよ?若気の至りはいくらでもあるし、昔だったから、という意味もあるしね。そういう庇護は大事なの。欲しても得られるものじゃないから。
 なかなか、そうやって自分の意見を通すのは骨が折れるのよ(それでも私はガンガン言ってしまう方ではある)。

 
 ちなみに、「お坊さんが明かす」は、「お坊さんが明かす あなたの町からお寺が消える理由」という本です。
 現役の坊主が、今の仏教のこと、これからの在り方を書いたらしいです。
 「墓じまい」という言葉ができて、「孫子に面倒かけたくない」と言う人が増えた世の中。
 「樹木葬や散骨がいい」と言う人も増えています。
 お墓も結婚も多様化しているのだから、働き方や子育てももう少し縛りが緩くなって欲しいなー(関係ない)。

 『人間をみつめて』は読んでいる途中です。普遍的な本ですね。心が洗われます。

 仕事場で本が読めるくらいヒマでありますように(切実)。

 
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母の日

2017/05/15 11:07
 母の日…。実母には何もせず(笑)。

 旦那さんのお母さんにはカードとエコバッグ(安いが)をお送りし、大変喜んでいただけたそうで私も嬉しいです。
 お兄さん達は、子供達が(お母さんからすると孫達が)、手作りのカードを贈ったそうで、そういう方が喜びそうだけど、いかんせん、我が家は「孫」という最大の贈り物ができんからなー。と思った次第です。
 甥っ子君(兄)が、とても絵が上手で、描いてある似顔絵が特徴をとらえてあり、お母さんによく似ておりました。この調子で順当に絵が上手くなり続け、果ては同人誌とか作らないかと腐り果てた叔母は夢想しています。コミケに出る際には叔母さん家に泊まってもいいよ!!(気が早い)。
 
 一方、自分の母親へは何もしない代わりに(けっきょくしないのかい!)、土日で泊まってきました。
 実家へ泊まるのはお正月ぶり?いや、お正月も泊まってない?そうなると1年以上ぶりじゃね?

 仕事の旦那さんを送りだした後、家の事を一通り済ませてから父親が迎えに来て(雨が降っていたので)、一緒にサイ○リヤでお昼ご飯を食べ、そのあとは実家でぼんやりしていました。

 サイゼリ○で、子連れ(しかも乳幼児が3人も4人もいる)テーブルに挟まれた席を「どうぞ」と言われたので、咄嗟に「あっちの席でもいいですか?」と替えてもらい、事なきを得ました。これからは率先して避けよう。

 実家で、母親に仕事を辞める旨を説明しました。
 母は「アンタはこれまでずーっと頑張って働いてきたんだから、もういいのよ」と言ってくれました。あれ、そんな風に思ってたんだ?と思ったり。

 「お父さんもね」って、父親の事を話してくれたんだけど。

 父は高知で生まれ、そこそこのおぼっちゃんで、長男で、蝶よ花よと育てられ、戦後で芋ばかり食べさせられて「イモは嫌いだ」と言う人が多い中で「普通に飯食ってたから、小さい頃に芋とかそんなに食わなかったんだよな。だから俺は芋が好きだ」「皆食糧難で大変だったころ、軍からの横流し品で天ぷらとか作ってたし、砂糖とか真っ白いのがちゃんとあった」などの破天荒エピソードを持つ。
 その後、祖父のやんちゃ(詳細は不明。黒歴史)のせいで家が傾き、名家だったのに、逃げるように大阪に出て大工をしていたらしい。
 祖父と父、一緒に働いていたらしい(詳細不明)。だが、それもまた東京に出てきて、今度は当時最先端事業だったサッシ工法の工場へ親子で就職。そこの会社の社長が私の祖父で、一人娘が母。
 まあ、その後の事は一気に割愛するとして、結婚して子供を3人授かり(それも娘ばかりな!)、新宿から横浜へ引っ越す。

 その時、どうやら1年程度、その後長く務めるH社に入社するまで、雇われ親方とか短期の仕事を転々としていたらしい。

 「そうやって、お父さんだってH社に入る前はあちこち行ったりしてたし、全然お金なかったんだから」

 「あ。そうなん」

 「それでも、どうにかなったんだからさ。アンタだって、働くとこあるわよ」

 その当時と今は違うんですけど。とは言わず。
 考えてみたら、3人の子供を抱え、手に職はあったとはいえ(技術力はあったとはいえ)、新しい土地で縁故も薄い中、よく頑張ったよな、あの人。
 それと、それを不安に思ってぶつけたりしなかったな、母親。
 なんか、そういう、ジタバタした時期を乗り越えてきたせいなのか、二人とも、「働くところはどこでもいい。食べていける分だけ働けば良い」というスタンス。
 結婚する時も、「それで、相手の人はどこに勤めてるの?」とはついぞ一回も聞かれなかった(笑)。
 考えてみると、姉の旦那がどこに勤めてるのかも知らん(!!)。

 「でも、それ以降はずっと同じ会社にいたから、お父さんも。だから、私達はこうとなったらこう(まっすぐ)で、失業保険とかそういうのは全然知らないし、(再就職するとか)わからないわよね」

 「そうなん。もう、どうしようかと思った。けど、Tさん(旦那さん)が詳しい人だから助かった」

 「そうよー。Tくんがいてくれて良かったじゃない。そうやってね、ずっと同じ所に勤めててもダメな人はダメだし、繰り返しても平気な人は平気だし。一人で生活してて、一線を越えたりせずにきたって、すごいことよ」

 「借金は容易に作るなというのがお母さんの教えらしい」

 「そういう人に育ったのも、あちらのお母さんが立派だったからねー。ほんと、すごいことだから」

 私も姉も、夫がシングルマザーに育てられた人。
 それなのに、なんだろうか、この違いは。と、話は続いて、「けっきょく、シングルかどうかではなく個人の資質である」という当たり前の結論に行きついて、「やっぱり弘前のお母さんはすごい」ということになりました(笑)。

 旦那さんは仕事後にそのまま実家へ来てくれて、夕ご飯に合流。
 実家でないと揚げものとか作らんから。と思って、ナゲット等を大量作成し、お酒もちょっと飲んで、一応「母の日」ってことで。


 結婚して離れてからの方が「お母さん」っぽくなった母。
 日曜日に、「Sから聞いて、仕事辞めるって言うから。これからも、迷惑かけるけどよろしくね」って旦那さんに言ってて、「ああ、もう、早く辞めた方がいいんです。大丈夫です」って夫はサラッと言っていた。
 それを聞いて歯がゆいような申し訳ないような。つか、申し訳ない(苦笑)。

 ずっと勤められる所を一発で仕留められるように頑張らなくても良いし、いろんな所で働いてみても良いと言われて、「そうだなー」と肩の荷が降りました。

 母の「どうにかなるから大丈夫じゃね?」の精神が、私の中にも遺伝してると思うので、それが如何なく発揮されるようにと願います。
 
 つか、ウチの両親は二人とも「まあ。どうにかなんじゃね?」の人でありました。



 
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