その際、生まれて初めてバリウムを飲んでの胃部レントゲン撮影がある。
旦那さんが所属会社を変わり、今回の健保では1万少々の自己負担で胸部と胃部のレントゲン、便潜血なんかがつけられるので、それをやってみようとことでして。
前の会社は真っ黒な会社で、被扶養者は職員の被扶養者になってから2年以上経たないと健診を受けさせてくれんかった。その分自費もなかったっぽいけど。私は仕事を辞めて旦那さんの被扶養者になってから3年目が昨年で。ただ、昨年はコロ助騒ぎで予約が取れず、そうこうしている間に今の会社に移った。
今の会社は被扶養者には健保への加入年数に関わらず健診ができる。一般検査だけなら無料。それだと献血でわかる血液検査とほぼ同等のため、1万少々のオプションをつけて(それでも健保が7000円補助してくれる)健診をすることにした。
検便は4日前からオッケーということで用意できた。
こういう時に性格が出るなって本当に思う。「出なかったら」「取れなかったら」を想像して、月曜日から万全を期して頑張る。まじ、性格が出る。
下世話な話で恐縮だが、この検便。いやあ、今回、それもどうしようかと思ったんだよね。
我が家の便器は水がとても多い機種(?)で、陸が少ない。検便時に利用するあのペラペラの水に溶ける紙が浮き続けるとは思えない。
旦那さんは毎年健診を受けているが、今の家のトイレで採便したことがないため、アドバイスも受けられん(というか、二人で「取れないよねww」と話した)。
1階の、両親が使っているトイレは陸が広くて水が少ないタイプの便器だが、なんというか、やはり慣れた2階のトイレで頑張りたい。
いっそのこと、トイレの床に新聞紙とラップとペラペラ紙を敷いて和式スタイルで踏ん張ろうかとすら思ったが、「おむつをしているからといって横になったまま排尿するのは難しい」というのと同じように、「別に大丈夫」「やれ」と脳が命じても、たぶん、繊細な肛門や腸は「ここ、床じゃん!床にするとかないから!」と頑なに黙る予感しかしなかったので却下した。
水が多い便器での検便。みんなどうしているのか、もちろんググった。
一番建設的かつ、有効そうな案は、消化器外科クリニックの公式HPにあった、「出たと思ったら途中で肛門を締めて出し切らずにトイレットペーパーでちぎれ」だった。
トイレットペーパーを大量に折りたたみ、なおかつ、使い捨ての手袋とかしてればそんなに難しくないかも。でも、出てる最中に尻を浮かすのか。尻丸出しで。そうか。
別に誰も見ていない密室での出来事。やろうと思えばできる(はず)。
しかし。私は別の方法で、どこにも書かれていなかった方法で成功した。
そう!
便座の座る部分を上げ、水の上にラップを敷いて便座を下げ(その際、ラップはきっちり外のところへとめる)、ペラペラ紙を敷いてする。
尻が乗っかる部分を考慮して、尻を差し入れても水までは高低差がある。意外と深い高低差の間にラップを敷けば、ラップは尻にも水にも触れず、あの悩んだ時間は何だったんだというばかりに簡単に終わった。
ラップをそっと外して紙の上に乗ったブツは便器の水の中へ。ラップは濡れていないし、丸めて回収して(気持ちとしてトイレットペーパーで包んでビニール袋に入れて)捨てた。
初日、ラップの上に新聞紙を敷き、その上にペラペラ紙を乗せたのだが、新聞紙は不要であった。なので、今日はラップとペラペラ紙だけでイケた。水深の深い便座で検便をする諸氏は覚えておいてくれ。
そうやって無事に検体は用意でき、私の第一関門は終了した。
検尿は慣れてるから問題ない。
あとは、そう。バリウム。
バリウムだよー。ねー。悪い話しか聞かないじゃん。バリウム。
旦那さんは毎年やってて「平気だよ」なんて言うけれど、心配は尽きない。レントゲンの方が安いからレントゲンにしたけど、本音としては胃カメラ飲みたかった(胃カメラは飲んだことある)。
発泡剤を飲んでげっぷをしないように頑張るのも大変そうだし、なにより、下剤で全部出し切れるかがこわい。
またもやググると、「心配なようなら下剤をもう一つもらってこい」と書いてあった。あと、「当日は酒を飲むな」「とにかく水を飲みまくれ」など。
私は便秘症ではないが(ひどい人の話を聞いているからそう思っているだけで医学的にはそうかもしれぬ)、運動不足のため、毎日コンスタントに出る確信がない。
当日は水を2リットルから3リットルは飲めと書いてあるサイトもあった。頑張れるだろうか(遠い目)。
ここで賢明な読者の方はお気づきだろう。
そうです。
心配性なんです。
一番好きな言葉は「用意周到」。とにかくミスのない人生を送りたい。失敗だらけの人生だったから。
事前学習大好き。できる手立ては打ちまくりたい。
そして、だいたい、心配しすぎてなんもないというのがオチ。知ってる。
そうなればいいなと思っている。バリウムに恐怖して損したくらいのことで終われば万々歳。
痛い検査とか平気だし、考えてみれば子宮頸がんの検査もネットでは痛いとか気持ち悪いとか書いてあるけれど、私は全然平気だったし。
杞憂に終わってほしい!!切実に!!
とりあえず、明後日。がんばってきます!!!!
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