杳月日記

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<<   作成日時 : 2019/02/02 18:12   >>

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 お昼ご飯の後から読み始めて、読み終わりました。


 『母さん、ごめん。 50代独身男の介護奮闘記』(松浦晋也・著)

 
 
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 なんや、有名な本だったのか? 密林のアフェリエイトパーツ探したら、表紙だけじゃなくて何種類もあった…。

 本書は、結婚歴のない50代男性が80代の同居していた母親を介護するルポなのですが。ただ一文「大変でした」のその5文字に込められている「大変さ」を想像すると、軽やかに読める本なだけに、空恐ろしいです。
 作者の御母堂はアルツハイマー型の認知症で、症状がグングン進むのが読んでて怖かったです。今のところは私の両親共に認知症の気配はないものの、「あ、これは?」と思ったらあっという間にこうなるのか…。って考えると…。

 「忘れる」って一口に言っても実感が沸かないけど、「こういうことか」と思ったのが、作者さんがはじめてお母さんに手を挙げてしまい、二人で叩きあい(殴り合いにはならなかった)時に、お母さんが口の中を切って血を出した際、「あれ?私、なんで血が出てるんだろ」と言ったそうなんです。その直前まで「息子に手を出された!母親を叩くなんて!」ってすごく怒っていたのに、叩かれたことすら忘れてしまうらしく。そして、その時に「忘れるからと言って、叩くのが常態化して虐待するようになったら大変だ」と気づけた作者さんは意を決して妹さんにSOSを発するわけですが。賢い人だなと思いました。

 弟さんと妹さんがいて、兄弟仲が良かったというのもポイントだったんでしょうね。
 あとは、「運」。よいケアマネさん(相性が良く、勤勉)やヘルパーさん、それに、お母さんが強いヒキを発揮して、「ここに決まったら良いね」と言っていたホームにするすると入居するなど。
 こればっかりは、どうにもならないからなー。

 「もっと過酷な介護をしている人だっている」って思う人もいるかもしれないけれど、率直な言葉はとても勉強になりました。私も父親の大便を風呂場で流す日が来るのだろうからなー。

 「介護は身内の手を離れた方が良い」

 これは祖母の在宅介護をしていた叔母も言っていました。考えてみると祖父はまだらボケにはなったけど、はっきりした認知症症状(徘徊や過食、排泄困難など)が出ずに癌で亡くなった訳で、単純に「癌という病気を患った人の介護」しかしていない。そうか、あれよりずっと大変なんだな(遠い目)。

 こればかりは心構えと勉強をしっかりして、あとは座して天命を待つのみですが。両親の介護はせずに終わっても、自分や夫のこともありますしね(親の介護よりも夫の介護の方が大丈夫な気がする)。

 題名は「母さん、ごめん。」ですが、十分に(ストレスで帯状疱疹になったり幻覚を見たりするほどに)頑張った作者さんは、お母さんに謝ることないような気がします。
 どれだけ手を尽くしても「もっと他にできることはなかったか」と思ってしまうもの。それがわかっているだけでも少しは心が軽くなるような気がします。

 優しく…できるといいなぁ。

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