本の備忘録

 これからは本も読み放題!うほー!!

 『まぬけなこよみ』(津村記久子・著)


 
まぬけなこよみ
平凡社
津村 記久子
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 津村さんのエッセイ。間違いなくおもしろい。
 本当に。共感しかない(笑)。

 津村さんの書く文章の軽快さが、エッセイでは爆発しまくりで、「この人の文章は本当に楽しくて好きだ!」という思いを強めました。
 ご本人の趣味にまつわる事、おでかけしたこと、幼い頃のこと、会社員だったころのこと。
 あとがきに、子供の頃の事や父方のお祖母様のことなど、「そんなに不幸でもなかった、と思いだすことは、自分にとっては大きな前進になったし、」とあり、それは私も日々のことをつづる上で感じることであるなと思います。
 昔の事とか、思い出しながら書くと違う面が見える。そうだったか、自分。みたいな。

 どこからどう読んでも楽しいこの本。時折笑い声が漏れるので読む場所には要注意。

 津村さんのエッセイを読むと、「私もこんな楽しい文章が書きたい」と思うし、「この人とお友達になりたい」と思う。津村さんの方は私みたいなんと仲良くなりたくないだろうけど。



 『家族の表象 中井久夫集2』(中井久夫・著)


 
 
 






 中井先生の全集の2巻目です。
 今回は、『「つながりの精神病理』『記憶の肖像』『『「伝える」ことと「伝わる」こと』からの文章。
 『つながりの~』は既読なので、1/3は読んだことがある感じかな。

 でも、神戸の話や、文章についてなど盛りだくさんな内容で、私は特に『きのこの匂いについて』と『「伝える」ことと「伝わる」こと』に感銘を受けました。

 『「伝える」ことと「伝わる」こと』の「張られた意地のゆくえ」に、

 「日本人が「もう損得ではない。利害は捨てた。意地を通す」と言ったら、このもつれをほどくのはおおごとである。」とあり、確かにそうであるなと感慨を深くしたところへこの文章。

 「つらい状況を乗りきらせるのは、意地、「一寸の虫にも五分の魂」である。そういう人をみたら、そっと気持ちを汲んで――すくなくとも、意地をいっしょうけんめい張っていることはわかってますよというサインを送って、孤立から救う必要がある。孤立が続くとウラミに変わり、ウラミとなると職場をはなれても続く。」

 あ、それな。

 それなん。孤立して、誰も助けてくれんと思ってる時に、「わかってるよ」とサインを送ってくれれば少しは救われるのに、それがないとウラミになって、そんで、辞める(辞めた)。←!

 辞めてからのウラミはないが、内部からの助けがあれば違ってただろうなと思う。
 私を助けてくれたのは全て外部の人であり、私は外へ逃げる選択をした。

 ずいぶんと前に書かれた文章なのに、古色蒼然たる様子もなく、生き生きと輝くエッセイでした。
 3巻が楽しみ!(でもほとんど読んだことあるやつだお!)。


 

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